中学英語の動画 「LESSON 2 疑問文・否定文(前半)」ブログver.【中学1年生2学期終わりまで】

この記事は、塾講師inoue(e)がYouTubeに公開している「LESSON 2「疑問文・否定文(前半)」の内容をブログ用に書き直したものです。
今回は、中学1年生の英文を中心に、英語の疑問文と否定文の作り方の基礎を、be動詞と一般動詞のそれぞれについて、具体的な例文を交えながら徹底的に解説しています。
疑問文・否定文の作り方
英語の問題を解く上で最も重要なのは、まず「主語」と「動詞」を見つけることです。この基本を踏まえて、疑問文と否定文の作り方を見ていきましょう。
1. be動詞の疑問文・否定文 [05:09]
・「〜です」が動詞になる文
・形容詞を使う文
・「~にいます/あります」と場所を表す文
これらはすべてbe動詞の文です。このとき、「be動詞の文だ」と、まず意識するようにしましょう。必ずここが、すべての出発になり、疑問文・否定文を作るうえで、一番重要な部分になります。
- 疑問文の作り方: be動詞を文の初めに置きます。
- 例: "You are 12 years old."(あなたは12歳です。)
- 疑問文: "Are you 12 years old?"(あなたは12歳ですか。)
- 否定文の作り方: be動詞の直後に「not」を置きます。
- 例: "I am a student."(私は生徒です。)
- 否定文: "I am not/I'm not a student."(私は生徒ではありません。)
- ポイント: 主語によって使うbe動詞(am, are, is)が変わるため、主語の確認が必要です。しかし、それでも、疑問文・否定文の作り方は変わりません。
- 例: "This book is Takuya's."(この本はタクヤのものです。)
- 疑問文: "Is this book Takuya's?"(この本はタクヤのものですか。)
- 否定文: "This book is not/isn't Takuya's."(この本はタクヤのものではありません。)
※be動詞の過去形については、am/isがwasに、areがwereになるだけです。
疑問文はbe動詞を文の初めに、否定文はbe動詞の後にnotを置きます。
このように、現在形のbe動詞の時と変わらないので、例文での説明は省略します。
2. 一般動詞の疑問文・否定文(中学1年生1学期の内容) [10:02]
・「〜します」と動作を表す文
・「~な状態です」と心や物の状態を表す文
これらは、一般動詞の文です。このときもまた、「一般動詞の文だ」と、まず意識するようにしましょう。繰り返しになりますが、必ずここが、すべての出発になり、疑問文・否定文を作るうえで、一番重要な部分になります。
- 疑問文の作り方: 文の初めに「Do」を置きます。
- 例: "You help your mother."(あなたはお母さんを手伝います。)
- 疑問文: "Do you help your mother?"(あなたはお母さんを手伝いますか。)
- 否定文の作り方: 一般動詞の直前に「do not (don't)」を置きます。
- 例: "I help my mother."
- 否定文: "I do not/don't help my mother."(私は母を手伝いません。)
3. 一般動詞の疑問文・否定文(中学1年生2学期以降の内容 - 3単現の文) [13:27]
ここまでは、「be動詞の文」か「一般動詞の文」かを考えるだけで疑問文・否定文を作ることができました。
中学1年生の2学期からは、be動詞か一般動詞かの判断に加え、「主語の確認」が必要になります。
- 一般動詞「ふつう」の文(主語が「私 (I)」「あなた (you)」「複数」の場合)(上記3の例文)
- 疑問文: 文の初めに「Do」を置きます。
- 否定文: 一般動詞の直前に「do not (don't)」を置きます。
- 一般動詞「3単現」の文(主語が「私」「あなた」以外の「単数」の場合)
- 疑問文: 文の初めに「Does」を置きます。
※この時、一般動詞は必ず「原形」に戻ります。- 例: "Tom helps his mother."(トムはお母さんを手伝います。)
- 疑問文: "Does Tom help his mother?"(トムはお母さんを手伝いますか。)
- 否定文: 一般動詞の直前に「does not (doesn't)」を置きます。
※この時、一般動詞は必ず「原形」に戻ります。- 例: "Tom helps his mother."
- 否定文: "Tom does not (doesn't) help his mother."(トムは母を手伝いません。)
- 疑問文: 文の初めに「Does」を置きます。
4. 一般動詞の過去の疑問文・否定文 [19:52]
「〜しました」のように過去の動作や状態を表す文です。
- 疑問文: 文の初めに「Did」を置きます。
※この時、一般動詞は必ず「原形」に戻ります。- 例: "Tom helped his mother."(トムは母を手伝いました。)
- 疑問文: "Did Tom help his mother?"(トムは母を手伝いましたか。)
- 否定文: 一般動詞の直前に「did not (didn't)」を置きます。
※この時、一般動詞は必ず「原型」に戻ります。- 例: "Tom helped his mother."
- 否定文: "Tom did not (didn't) help his mother."(トムは母を手伝いませんでした。)
- ポイント: 一般動詞の過去形では、主語にかかわらずいつでも同じ作り方をします。(主語の確認が必要ない分、現在形よりも簡単です)
まとめ:疑問文・否定文を作るときに考えなければならないこと
ここまでの解説のまとめとして、疑問文・否定文を作るときにどの順序で考えなければならないかをまとめておきます。(疑問文・否定文において最重要となる部分です) [22:24]
- 主語と動詞を見つける。
- be動詞か一般動詞かを判断する。
- be動詞の場合: 現在形でも過去形でも、
・疑問文: be動詞を文の初めに置きます。
・否定文: be動詞の後にnotを置きます。 - 一般動詞の場合:
- 現在形:
①主語が「私・あなた・複数」(一般動詞・現在形・ふつうの文)
・疑問文: 文の初めに「Do」を置きます。
・否定文: 一般動詞の直前に「do not (don't)」を置きます
②主語が「私・あなた以外の単数」(一般動詞・現在形・3単現の文)
・疑問文: 文の初めに「Does」を置きます。
・否定文: 一般動詞の直前に「does not (doesn't)」を置きます。 - 過去形: 主語にかかわらず、
・疑問文: 文の初めに「Did」を置きます。
・否定文: 一般動詞の直前に「did not (didn't)」を置きます。 - 共通点: 一般動詞の疑問文・否定文では、動詞は常に「原形」になります。
- 「現在か過去か」よりも「be動詞か一般動詞か」を先に判断することが最重要です。これが疑問文・否定文を正しく作れるかどうかの分水嶺になります。
- 現在形:
- be動詞の場合: 現在形でも過去形でも、
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「LESSON 2(前半)疑問文・否定文」