中学英語の動画 「LESSON 1(前半)主語と動詞・be動詞と一般動詞」ブログver.

中学英語の基礎!「主語と動詞をマスターしよう!「LESSON1(前半)」【基礎解説】
この記事は、塾講師inoue(e)がYouTubeに公開している「LESSON 1(前半)主語と動詞」の内容をブログ用に書き直したものです。
英語学習の基礎となる「主語と動詞」の重要性、その見つけ方、そして具体的な動詞の種類まで、動画の内容を解説しています。
動画の構成と学習の目標
今回は「主語と動詞」に焦点を当てた全3部作の1つ目です。
- 全体像 [00:34]:
- LESSON 1(前半):主語と動詞の基本的な考え方
- LESSON 1(後半①):中学1年生の基礎的な文章での主語と動詞の見つけ方
- LESSON 1(後半②):中学1年生の応用から中学3年生までの主語と動詞の見つけ方
- 学習のゴール [01:11]: どのような英文でも同じ考え方で主語と動詞を見つけられるようになればゴールです。そうなれば、もう中学英語で困ることはなくなります。
- 重要性 [01:37]: 英文を理解する上で、主語と動詞の理解が最も重要です。
英語が苦手な人の3つの共通点
- 単語力 [02:27]:
- 最も大きな原因は単語力不足。
- 単語学習の最初のステップとして「読み」を重視し、声に出して読む練習がオススメです。
- 英文の構造が分からない [03:04]:
- 英文が主語と動詞から始まり、その後どのように続くのか、どのように終わるのかといった「英文の構造」が理解できていないことが、2番目の原因。この動画ではこの点に重点を置いています。
- 日本語の読み取り(≒国語力) [03:56]:
- 中学2年生の2学期以降に特に重要になる力。
- 文中の修飾関係や「かたまり」を捉える能力が大事になってきます。例えば、「庭に咲いている花がとても赤くて美しかった」という文を見たときに、「庭に咲いている」が「花」を修飾していることに気づき、「庭で咲いている花が」全体が主語となると見抜くこと、そして、「赤かった」「美しかった」が動詞の部分であることを見抜く力が必要です。
「主語」とは?
- 基本的な定義 [06:15]: 国語と同じく、日本語の「〜は」「〜が」にあたる部分です。
- 見つけ方のポイント [06:38]: 「~は」「~が」がいくつかある場合は、「動詞の状態の人やもの」、または「動詞をする人やもの」と捉えることで、主語を見つけやすくなります。
- 例1(状態): "My father is busy."(父は忙しいです。)
- 「忙しい」という状態の人が「父」なので、「My father」が主語。
- 例2(動作): "You help your father."(あなたは父を手伝います。)
- 「手伝う」という動作をするのが「あなた」なので、「You」が主語。
- 例1(状態): "My father is busy."(父は忙しいです。)
「動詞」とは?
英語の動詞は大きく分けて2種類あります [08:08]。
- be動詞 (am, is, are) [08:15]:
- 1. 「〜です」 [08:40]: 主語とbe動詞の後に続く言葉がイコール関係であることを示します。
- 例: "I am a teacher."(私は先生です。)→「私」=「先生」
- 2. 形容詞の前 [09:45]: 人や物を説明する形容詞(busy, tired, beautifulなど)の前には、基本的にはbe動詞が必要です。
- 3. 場所を表す [10:38]: 「(場所)にいます」「(場所)にあります」と場所を表すときに使います。
※「~がいます」となっていれば場所を表さないのでbe動詞は使いません。この場合は「~を持っています」と言い換えられるので、一般動詞haveを使うことになります。
例:
私にはたくさんの友達がいます。
(=私はたくさんの友達を持っています。)
I have many friends.
- 1. 「〜です」 [08:40]: 主語とbe動詞の後に続く言葉がイコール関係であることを示します。
- 一般動詞 [11:51]:
- 1. 「〜します」: 動作を表すときに使います。
- 例: play(~をする), help(~を助ける), make(~を作る), write(~を書く) など。
- 2. 「〜な状態です」 [12:24]: 心や物の状態を表すときに使います。
- 例: want(~が欲しいです), like(~が好きです), need(~が必要です)know(~を知っている)など。
- 1. 「〜します」: 動作を表すときに使います。
なぜ主語と動詞を見つける必要があるのか?
主語と動詞を理解することは、英語学習において以下のようなメリットがあります。
- 英文の始まりが分かる [13:34]: 英文は常に主語と動詞から始まるため、文の構造を把握する上で不可欠です。
- 主語によって動詞の形が変わる [13:49]: be動詞の使い分け(am, is, are)や一般動詞の3単現のSなど、動詞の形は主語によって決まります。
- 動詞が分かれば疑問文や否定文が作れる [14:50]: be動詞を使う文か、一般動詞を使う文かが分かれば、それぞれのルールに沿って疑問文や否定文を作ることができます。
- 英文の理解が早くなる [15:51]: 動詞を見つけることで主語を特定しやすくなり、文全体の意味を素早く把握できるようになります。
入試問題での応用例
動画では、実際の高校入試問題(桃山学院高校、大阪府公立高校C問題)を例に、主語と動詞の考え方がどのように役立つかを解説しています [17:09]。
まとめ
主語と動詞の理解は、簡単な文の理解だけでなく、複雑な入試問題を解くための基礎となります [22:54]。
ピリオドを無意識に打つのと同じように、主語と動詞を「当たり前に考える」習慣を身につけることが重要です。この習慣を身につけることで、英語の知識が実践的に使えるようになります。
このブログ記事の動画
「LESSON 1(前半)主語と動詞」